
こんにちは、青柳です。
このカテゴリーでは、これからミラーレス一眼を始めたいと思っているあなた、またはやり直したいと思っているあなたに向けて書いています。
この記事を読んでいただければ、ミラーレス一眼のヒストグラムに対する初心者レベルの疑問は解決できるはずです。
そして、写真を撮るうえでたった一つ意識することは「正解はない」「正しい写真なんてない」ということです。
それでは、一緒にヒストグラムについて調べていきましょう。
✅趣味がカメラと言えたらカッコいいと思っている
✅こんな時代だから、スマホではなくあえてカメラを持ちたい
✅こだわっているフリをしたい(笑)
目次

おそらくですが、あなたがヒストグラムと検索した際に、縦が度数で横が階級で・・・・などと、カメラとは全く関係のない眠たくなるような内容がヒットしたのではないでしょうか。
これは、そもそものヒストグラムという考え方自体が、特定のデータを区間ごとに区切り、各区間の数値のバラつきを棒グラフに似た形の図で表現するグラフのことを指しているのです。
世間一般では、度数分布図と言われています。

いや、カメラ関係ねえだろ。
では、ここから話をカメラに戻します。
カメラの世界では横軸が明るさ、縦軸が画素数(ピクセル)を表します。
撮影した(する)写真がどの程度の明るさを表しているのか、露出レベル等の写真全体を確認する目安にできるのが、カメラのヒストグラムです。
先述したように、カメラのヒストグラムは縦に画素数(ピクセル)、横は明るさです。
グラフの形が左寄りであれば写真は暗く、右寄りであれば写真が明るいと言えます。
山の形に例えられるので、山が右(左)に寄っているなどと表現します。
理想は、このヒストグラムの山が左右のどちらかに寄りすぎることなく、かつ明るすぎず暗すぎずというのが理想型にはなるかと思います。
小さくて見えづらいですが、実際のグラフが以下の画像になります。画像をクリックしていただけると別タブで拡大されますので、少しは見易いかと思います。



どうでしょうか?
思いっきり極端ですが、山の形が分かれているのがご覧いただけると思います。
あくまでもざっくりしたイメージ作りですので、ご自身でも実際に確認しながら実験するのが良いかと思われます。

使い方といっても、ヒストグラムは明暗を測る。これで充分です。
そもそもヒストグラムなんていう小難しいグラフは必要なんでしょうか?
私自身、正直いってあまり意識しているものでもありません。

それはお前がヘッポコだからだろ。
まあ、それは置いといて。実はカメラの写真には若干の落とし穴があるのも事実なんです。
あなたは、自分の目に映る写真の明るさにどれだけの自信がありますか?
カメラやパソコンのモニターに映るその写真は、本当にあなたが思い描く明るさと一致していますか?
人間の目という奴は個人差がありすぎて、誰にとって明るい(暗い)のかを判断するのは、実はとても難しいんです。
若い方が見る感じ方と、老眼の方が見る基準が違うのと同じです。
正しい基準なんてないんです。
そんなあやふやな機能(人間の目)に任せてはおけないということで、機械的に明るさを判断するヒストグラムが登場するのです。
現実問題として、眩しく晴れた日にカメラのモニターに写る画像がどんな感じになっているのか判断は難しいと思います。
それこそ人間の目がシャッターにでもなっていて、瞬きをすれば写真が撮れるなんていう機能があれば問題ありませんが、現実はそうではありません。
あなたもプリントしたらガッカリした、なんて経験もきっとあるはずです。
そういったガッカリを極力減らし、機械的に判断することで、一応は誰の目にも公平な明るさが出来上がることになります。

まずは、ここまで読んでいただけたことに感謝します。
本当にありがとうございます。
非常に簡単ではありますが、ざっくりとヒストグラムの紹介を行なってきました。
なかなか聴き馴染みのない言葉であることに加え、上手に活用できるようになるまでは時間がかかるものかと思いますが、こういったこだわりを見つけることができるのも、ミラーレス一眼ならではです。
このカテゴリーでは、専門的に追求するというよりは、少し知っているんだぞという部分を取り上げております。
実際にはそれで充分なレベルであり、あなたの周りにも今回の記事のような違いを説明できる人は、そうはいないと思います。
写真に正解はありません。真っ黒だろうが真っ白だろうが、そこにあなたのこだわりがあれば、それが正解です。
今回の記事が、少しでもあなたのカメラ生活のお役に立てれば幸いです。
気負わずに、ゆる~く成長いたしましょう^ ^
(注)アイキャッチ画像については「zapach_bzuによるPixabayからの画像」を使用しています。