
こんにちは、青柳です。
このカテゴリーでは、これからミラーレス一眼を始めたいと思っているあなた、又はやり直したいと思っているあなたに向けて書いています。
かくいう私も、何も勉強せずに撮りまくっていただけなので、これからあなたと一緒に知識を増やして「ゆる〜く」ウデをあげたいと思うのでよろしくです。
✅趣味がカメラと言えたらカッコいいと思っている
✅こんな時代だから、スマホではなくあえてカメラを持ちたい
✅こだわっているフリをしたい(笑)

この記事を最後まで読んでいただければ、明るいレンズが明るい写真を撮るのではないということが理解できます。
目次

そもそも、明るいレンズとは一体何が明るいのでしょうか?
ここで勘違いをしていけないのが、撮った写真が明るいわけではないんです。

えっ?
撮影した写真が明るいんじゃないの?
はい、大きな誤解なんですが違うんです。
こんな経験をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。
出来上がった写真を見て、なんだかイメージしたよりも暗かったな(>_>)
おかしいな、こういう時に明るいレンズを使えばいいのか?
こんな錯覚を起こす方もいるかもしれません。実際に私もそうでした。
しかし、これは全く違います。
明るいレンズは明るい写真ではないんです。
レンズの口径が大きく、より多くの光を集めることのできるレンズを明るいレンズと言います。
部屋のカーテンをイメージしてみてください。
カーテンを開けると、より多くの光が入りますが、カーテンを閉めると暗くなります。
窓の大きさが大きいほど、より多くの光を取り込めるということになります。
また、明るさの条件が同じ場合、レンズから撮像素子に届く光の量が多くなればなるほど、シャッタースピードをあげることができます。
つまりはブレにくくなります。
シャッタスピードが早くブレにくいということは、瞬間的な写真や、夜間での撮影にも強いということになります。
明るいレンズの特徴として、綺麗な「ボケ」を作れることが挙げられます。
背景をボカして、人物を際立たせる。またはその逆。こういった写真撮影が明るいレンズでは可能になります。
上記の写真は一例ですが、イメージは作れるかと思います。
これは同じ場所で、同じF1.8で撮影しています。モデルは17号さんと孫悟空さんにお願いしました(^_^)
手前にいるのが17号で、奥にいるのが孫悟空です。
明るければ明るいほど(F値が小さければ小さいほど)、ボケを調整することが可能です。
今回は極端な例を作りましたが、これで、自身にあった撮影シーンで綺麗なボケを生み出すことが可能になります。

では、実際に明るいレンズとは、何を基準にすればいいんでしょうか?
交換レンズには「F値」というものがあります。この数値が小さければ小さいほど、明るいレンズになります。
例えば先ほどの17号の写真は、F1.8の単焦点レンズなので、これは明るいレンズと言えます。
単焦点レンズや望遠レンズ、焦点距離などで「明るい」の基準が変わってくるので、明確にここまでが明るい、ここからが暗いというものはないようですが、一つの目安として、単焦点では2.0、ズームレンズで2.8が基準になるようです。
明るいレンズの代表になるのが、単焦点レンズです。
単焦点レンズというのは、焦点距離が固定されており、ズーム機能が備わっていません。
ここが単焦点レンズの特性にもなるのですが、ズームレンズは、幅広い焦点距離に対応するようになっていますので、レンズの構造が複雑になります。
対して、単焦点レンズは焦点距離が固定されているため、レンズ自体の構造は複雑ではありません。
そのシンプルさゆえに、多くの光を取り込めるという作りになっています。
単焦点レンズのメリットは、これまでも書いてきた通りで、綺麗なボケを演出できる点にあります。
また、夜間での撮影にも強く、カメラや被写体にもよりますが、シャッタスピードを速くできる分、手ブレが最大限に軽減されます。
人物を撮影するポートレートや、夜景での撮影に向いていると言えるでしょう。
デメリットとしては、焦点距離が固定されておりズーム機能がないので、自身の身体ごとカメラを持って、最適な位置に移動しなければいけません。

まずは、ここまで読んでいただいたことに感謝します。
これまで明るいレンズを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ミラーレス一眼のレンズには、様々な種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
全ての機能を網羅したレンズなどは存在しません。
だからこそ、カメラは奥深いのであり、レンズを交換するこだわりも生まれてくるのです。
この記事が、あなたのカメラ生活の助けになれば幸いです。