
こんにちは、青柳です。
このカテゴリーでは、これからミラーレス一眼を始めたいと思っているあなた、又はやり直したいと思っているあなたに向けて書いています。
かくいう私も、何も勉強せずに撮りまくっていただけなので、これからあなたと一緒に知識を増やして「ゆる〜く」ウデをあげたいと思うのでよろしくです。
✅趣味がカメラと言えたらカッコいいと思っている
✅こんな時代だから、スマホではなくあえてカメラを持ちたい
✅こだわっているフリをしたい(笑)

この記事を最後まで読んでいただければ、露出補正について、友人に説明できるレベルになるよ。
目次

露出とは、一言で言えば写真の明るさのことです。この明るさを補正することで、露出補正といいます。
標準であればプラスマイナスは「0」になりますが、ここからプラス(明るい)への補正、またはマイナス(暗い)への補正が可能です。
注意が必要なのは、実際の目で見る被写体と、カメラのモニターに写る被写体との明るさにズレが生じる可能性があります。
これは、カメラのモニターの明るさを必要以上に明るくしてしまった場合に起こり得ます。
この場合、パソコンで見る場合も同じで、モニターに写っている画像と、実際に写真にした場合とで、イメージした明るさと差異が生じることがあります。
露出オーバーとは、写真が明るくなりすぎてしまったことを指します。
この原因は、絞りとシャッタースピードのバランスが合っていない場合の他、意図的に露出を過剰にプラス補正した場合に起こります。
カメラは、カメラの中の撮像素子(イメージセンサー)に光を取り入れる(露出する)ことによって写真を撮っています。
この際に、光の量が多すぎると真っ白になってしまい、いわゆる「白トビ」という現象が起こります。

撮像素子については、こちらでも記事にしていますので、よろしければ参考にしてください。
では、実際にプラスへの露出補正を確認していきましょう。
以下の4枚の写真をご覧ください。




上から順に明るくなっています。
一番上が、補正をしていない「0.0」の状態です。曇り空で撮影しましたが、きちんと風景を確認できます。
ちなみに上手いか下手かは問題ではありません。あくまでも露出の問題です( ̄▽ ̄)
見ていただいてわかる通り、5.0では眩しくて見ていられません。
空の部分も真っ白というよりは、反射してしまっている状態ですが、これを白トビと言い、色の情報がない状態を指します。

色の情報については、こちらでも記事にしていますので、よろしければ参考にしてください。
露出アンダーとは、露出オーバーとは逆の状態で、写真が暗くなりすぎることを言います。
原因は、先述の露出オーバーの全く逆のパターンになります。
先ほどの露出オーバーの場合は「白トビ」と表現されますが、露出アンダーの場合は「黒つぶれ」と表現されます。
こちらも実際に確認してみましょう。




いかがでしょうか。
先ほどとは真逆の状態になっており、マイナス5.0などは、どこの樹海に迷い込んだのかと思わせるような写真になっています。
このように、全く同じ場所で撮った写真でも、露出を変えるだけで、全く雰囲気の違う写真になってしまいます。
個人的には、0.0よりはマイナス1.0の方がなんとなく重みが増す雰囲気の写真になっている気がします。

気のせいじゃね?

適正露出という言葉の他に、標準露出という言葉があります。
この両者ですが、厳密には意味が異なりますので、ここを理解していきましょう。
まず適正露出ですが、一体なにが適正なのでしょうか?
ここで考えるは、何が適正で、誰にとっての適正かということです。
というのも、写真という表現方法は、極論を言えば自己満足でしかありません。
プロの写真家が小難しいことを言っても、本人が満足した写真が撮れていればいいんです。
プロのための写真ではなく、本人がいかに納得できるかが重要です。
つまり適正露出というのは、自分自身にとっての適正であり、あなたのイメージした映像を写真に表現する露出です。
真っ白だろうが真っ黒だろうが、そこにあなた自身のこだわりがあり、満足できるのであれば、それが適正露出です。

適正露出は、本人の意図した写真が撮れていればそれでOK。
正解はないよ。
対して標準露出ですが、これは実際に肉眼で見たままの明るさを意味します。
基本的に、カメラの設定はこの標準露出で撮影できることを理想としています。
あなた自身の目で見た明るさ、または限りなくそれに近い状態、これが標準露出です。
また、ちょっと分かりづらいですが、人体や風景などには反射率というものがあり、これが18%になります。
この18%の反射率が一つの目安となり、標準露出になります。

まあ、この18%までを意識する必要はないし、豆知識程度で充分だよ。

まずは、ここまで読んでいただけたことに感謝します。
今回は露出補正について書いていきましたが、いかがでしたでしょうか。
結論から言って、露出補正に正解はありません。
先ほどの露出アンダーの際に、マイナス1.0の写真が良いと言いましたが、これも個人の判断です。
何が良いかは、あなた自身が決めるべきなんです。
他人に振り回されることなく、我が道を堂々と進ましょう。
この記事が、あなたのカメラ生活のお役に立てば嬉しいです。
(注)アイキャッチ画像については「carlo sardenaによるPixabayからの画像」を使用しています。