
こんにちは、青柳です。
このカテゴリーでは、これからミラーレス一眼を始めたいと思っているあなた、又はやり直したいと思っているあなたに向けて書いています。
かくいう私も、なにも勉強せずに撮りまくっていただけなので、これからあなたと一緒に知識を増やして「ゆる〜く」ウデをあげたいと思うのでよろしくです。
✅趣味がカメラと言えたらカッコいいと思っている。
✅こんな時代だから、スマホではなくあえてカメラを持ちたい
✅こだわっているフリをしたい(笑)

この記事を最後まで読んでいただければ、色に関する話になった際に、結構な確率でドヤ顔できます^ ^
目次


はっ?
色の空間?
色空間(カラースペース)とは、数値で色を指定し、表現できる範囲のことを言います。
色は数値で判断するんですね。
この、色の数値を様々に組み合わせることによって、複雑な色を表現しています。
RGBとは、そのものズバリで、レッド・グリーン・ブルーの光の三原色の頭文字をとったものです。
そして、sRGBとは国際電気標準会議というところが定めた、国際標準規格の色空間のことです。
国際規格というだけあって、様々な機器はこちらを基準にしております。
対して、Adobe RBGはAdobeシステムが開発した色空間で、表現できる色の範囲を表します。
こちらは、あくまでもAdobeという会社が作った規格になります。
RGBは、16,777,216色を表現することができます。

何の根拠があって、そんな中途半端な数字なんだ?
これは、RGBそれぞれに0~255までの色を表現できるのですが、これを計算するんです。
ゼロを含めた数値を使い、256×256×256=16,777,216という計算になるんです。
ちなみに、色の表現は以下のようになります。

左が赤、真ん中が緑、右が青の順番になります。
ここにも書かれている通り、全ての色番号が「0」の場合は黒になり、全てが「255」の場合は白になります。
この数字を組み合わせることによって、様々な色を表現します。

では、実際に普段使っている色は、何番を組み合わせたものなのか、又は、組み合わされているのかを検証してみましょう。
私はMacを使用しているので、ゴメンなさい。ウインドウズは分からないんですが、Macにはカラーメーターというアプリがデフォルトでインストールされています。
これを使うと、写真や文字が何番の組み合わせで構成されているのかが分かります。

これがカラーメーターのアイコンです。
Macをお持ちの方は確認してみて下さい。
では、実際に色を確認してみましょう。
先ほどのカラーメーターを使って、検証してみます。カラーメーターそのものの使用方法は割愛します。

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、左側の、アイコンの白丸で囲った部分に、カーソルがあるのが分かりますでしょうか。
このカーソルの部分を拡大したのが、右側になります。そして、白い矢印を指した部分をご覧ください。
素人目には赤にしか見えませんが、Rが220、Gが36、Bが21という数字になっており、やはり赤が強いようですが、いわゆる真っ赤ではないことが分かります。
では、今度はアイコンではなく実際の写真を検証してみましょう。

こちらは、赤丸で囲った部分を出しています。
写真では雲の部分を表示していますが、これもRは232、Gは237、Bは241という数値が表示されています。
やはりこの場合は、限りなく白に近い数値(255)が表示されているのが分かります。

先ほども少し触れましたが、sRGBは国際規格になっているので、メリットとしては、カメラやモニター、プリンターなど様々な機器に対応しています。
そのため、特に何も考えずに、比較的容易に使用することができます。
対するAdobe RGBは対応機器に限りがあり、どちらかというとプロ仕様のものが多いようです。
sRGBとAdobe RGBについては、色の範囲が全く同じではありません。
色域とも言いますが、Adobe RGBについては、特にG(緑)に対しての色の範囲が広いため、画質にこだわる方は、こちらが有利です。

そうはいっても、私も含めて素人に判断できるものではないよ。

まずは、ここまで読んでいただけたことに感謝します。
今回は、色空間という普段はあまり馴染みのない言葉を取り上げて書いてきましたが、お役にたてましたでしょうか。
ミラーレス一眼の多くは、sRGBとAdobe RGBのいずれも設定が可能ではあります。
しかし、対応機器の問題や、よほど専門的な領域に踏み込むことがない限り、sRGBを選択するのがベターだと思います。
これは、Adobe RGBで撮影した写真を対応していないプリンターで印刷すると、逆に色がおかしくなってしまうからです。
まずは、違いを理解した上でsRGBを使用し、そこから更に踏み込むのであれば、その際に改めて検討すれば良いかと思います。
この記事が、あなたのカメラ生活のお役に立てれば幸いです。
(注)アイキャッチ画像については「PactoVisualによるPixabayからの画像」を使用しています。